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金栄堂サポート:鈴木まさみ選手 第31回全日本トライアスロン宮古島大会ご報告&インプレッション!

金栄堂サポート:トライアスロン・鈴木まさみ選手より

先日行われました第31回全日本トライアスロン宮古島大会のご報告

ならびにアイウェアインプレッションを頂きましたので

早速ご紹介させていただきます!

■金栄堂/SPORTSEYESサポート選手:鈴木まさみ選手

選手氏名:鈴木 まさみ
使用フレーム:オークリー RADERLOCK (オリジナル・ノーズパッド2)
使用レンズ:オークリー Black Iridium  
使用日時:2015年4月19日(日)
使用カテゴリー:第31回全日本トライアスロン宮古島大会
気象条件:曇り
使用場所:沖縄県宮古島市


<レース結果>
総合タイム 10:31:17
バイク    6:25:22(1st Run 6.5km含む)
ラン     4:11:55
女子総合  18位
年代別   4位


―――レース報告―――

 レース当日、午前3時の起床時からすでに強風が吹いており、

6時前に大会事務局よりデュアスロン競技への変更が通告され、

1st run 6.5km、Bike 157km、2nd run 42.195kmで

実施されることが決まりました。

<1st Run>

2年前のデュアスロン競技の経験をもとに、

最初の混雑を抜けるまでは速めのペースで走り、

集団が落ち着いてきたら自分のペースを作って走るようにしました。

2nd Runのことを頭に置きながら

自分のペースを乱さないように集中して走りました。

東急リゾートの敷地内に入り、トランジットエリアに向かっているとき、

すでにトラバックを持ってバイクラックに向かう女子の有力選手が視野に入ったので、

自分がかなり良い位置にいることを確認してバイク・スタートに向かいました。

<Bike>

金栄堂サポート:鈴木まさみ選手 第31回全日本トライアスロン宮古島大会ご報告&インプレッション!_c0003493_23541943.jpg


雨がぱらついていたのでコーナーでのスリップ、落車に注意を払って走行。

また、Swim中止のため、通常よりも集団がばらけることなく

バイク・スタートとなるため、ドラフティング等に注意を払いながら

伊良部大橋に向かいました。

追い風でスピードに乗りつつも、

後半に備えて無駄に体力を使わないようにペース配分をしました。

快調にレースを進め、伊良部大橋の復路。

往路が追い風だったので、復路は向かい風に気をつけねば…と思いながら、

1つ目の上り坂を上っている途中に異変を感じました。

ふと足元を見ると、左足のクランクが外れています。

クランクとは、ペダルとバイク本体を繋ぐ部分で、

駆動の要となる部分であり、それが外れるというのは通常ではあり得ない事態です。

とりあえず右足だけでペダリングして橋の欄干までバイクを寄せ停止し、

欄干につかまりながらなんとかバイクを降りました。

自力で修復を試みましたが工具が必要であることがわかり、

レース続行するにはメカニックのいる場所まで、

乗れないバイクを押して自力で行くしか方法がありません。

それができないということは、バイク25kmでリタイヤすることを意味していました。

アクシデント発生まで、私の後方を走っていた選手は、

普段ならば私よりも前を走っていてもおかしくない選手たちでした。

“あー…、やっぱり調子はよかったんだな。良い位置を走っていたんだな…”

複雑な思いが頭を駆け巡りました。

とはいえ、トライアスロンに「~たら、~れば」はないので、

行けるところまで行くしかないんだ!と気持ちを切り替え、

外れた部品を手に持ち、バイクシューズを脱いで

(裏に固定用の部品が付いているので、走れません)

DHバーに差し、靴下で伊良部大橋を走り始めました。

結局、7kmぐらい走った先に、バイクメカニックがありました。

メカニックさんの応急処置のおかげで

とりあえずレースに復帰できる程度には修理してもらって、いざ、乗車。

調子が良かっただけに、このアクシデントは私にかなり大きなダメージを与えましたが

『上位入賞できないからリタイヤする』というのは、

プロ選手ではない私がとるべき行為ではないと思いました。

乗車不能なら仕方ありませんが、

メカニックさんのおかげでバイクには乗れるようになり、

職場の上司や同僚、サポートしてくださる多くの方々のおかげで

こうしてレースに出場できている…いろいろなことが頭に浮かび

「ここに至るまでに、できたこと・できていること」を数えました。

そして「ここに至るまでに、できなかったこと・できていないこと」を数えました。

できたこと・できていることは、本当にたくさんありました。

準備もできていたしレース中も調子はいい。

そして、できなかったこと・できてないことは…1つしかありませんでした。

その1つは「レース中にクランクが外れることを予期すること」でした。

リタイヤする理由が見当たりません。

どこまで挽回できるか? そこに目標を置いてレースに挑むことにしました。

多くの選手がレース後に「風が強くて全然進まなかった」と言っていましたが、

私には向かい風や横風はさほど問題ではなく、

追い風を力に前を行く選手をpassしていきました。

100km地点ぐらいから、伊良部大橋で私を抜いて行った選手たちに追いつき始め、

120km地点では福島から出場した男子選手に追いつきました。

せっかく繋がったチャンスを無駄にしないように、

落車などに注意しながらバイクを走らせ、157kmのバイク・パートが終了しました。

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<2nd Run>

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バイクで相当順位は挽回したものの、まだトップ10には入れないだろうし、

年代別入賞も厳しいとは思いましたが、とにかく淡々と走ることだけを考えて、

フォームに集中して走りました。

走り始めから、最近のレースの中でもかなり良く体が動いていることがわかりました。

ただ、1st Runで6.5km、そしてバイクを押して7km走った後の脚であること、

そしてコースの特性を考えて、しっかりペースを作って走ることを意識しました。

あちこちに痛みが出て“自分との我慢比べ”でもあるラスト5km。

スタート直後にpassした女子選手が私の横に並びました。

すでに、1つのレースとしては過去に経験したことのない

ランの距離に達していたので、

どのぐらい自分に力が残っているか不安ではありましたが、

この状況下で最善を尽くすことだけがレース後に後悔しない唯一の方法だと思い、

意を決してロングスパートに出ました。

並ばれた選手を一気に引き離すためにペースを上げて800m…

すると前方にもう1人女子選手が見えました。

「次はあの選手を捕えよう」とスパートを継続し、

またひとり女子選手をpass。

それを繰り返して、結局4人ほどpassしてフィニッシュ・ゲートがある

陸上競技場に入りました。

いつも不思議に思うのですが、ラスト1kmから始まる最後の上り坂をクリアし、

たくさんの応援者、また先にフィニッシュした選手が待つ陸上競技場に入ると、

それまでの身体の痛みや苦しさが一瞬で消えていきます。

今回は今までとはまた違った心境でのフィニッシュとなりました。

心の中にあったのは、歓喜というよりも感謝の気持ちでした。

結果的には女子総合18位、年代別4位。

2012年から4大会連続で出場したうち、最も遅い順位のフィニッシュとなりましたが、

アクシデントを乗り越えて完走したこと、

そしてこのレースを通して多くのことを学び、経験し、

そして心身ともに成長できたことを誇りに、

また次のレースに向けて精進していきたいと思います。

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<使用したアイウェアは RADERLOCK/ Black Iridium>

 今回もOACKLEY RADERLOCKを着用。

レンズはBlack Iridiumです。

金栄堂オリジナルのノーズパッドで、

ヘルメットとサングラスの間から光が差し込まないように、

またランでもバイクでもずれない・ずり落ちないように

完璧なフィッティングをしてもらっています。

 レンズについては、スタート前は雨、午前中は曇り、

午後は薄日が差す予報だったので、

スレート・イリジウムにするかどうか迷いましたが、

一旦晴れ間が見えると宮古島の日差しは強いので、

自分の好みに合ったブラック・イリジウムを選択しました。

 スタート直後からバイク序盤までは、雨上がり+曇り空 という、

湿度が高い状態でしたが、1st RunでもBikeでもレンズが曇ることはなく、

RADERLOCKのポテンシャルの高さを感じさせてくれました。

 レンズについては、那須店長から

『天候や日差しの強さ、レースの種類

(トライアスロンでも、ショートなのかロングなのか?)によって、

適切なものを選択すること』をアドバイスされています。

私の場合、“眩しさ”に対する感度がやや高くストレス度が高いため、

迷った時にはやや濃いめのレンズを選んでいます。

また、ノーマルなレンズのほかに偏光レンズという選択肢もありますが、

トライアスロンでもロングの場合には競技時間が長く、

見るべき対象物も多岐に渡るため、

“より自然な見え方”が確保できるノーマル・レンズを使うようにしています。

 フレーム・カラーは自分の好きな色を選ぶことで

レースでのワクワク感を高めることも大切だと思いますが、

レンズのカラーや種類については、見た目ではなく

「視たいものを、しっかりと、快適に視る」という観点で選んだほうが良いようです!










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by kineido | 2015-05-09 09:24 | 金栄堂サポート選手


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