金栄堂サポート：愛三工業レーシング・平塚吉光選手より

先日行われましたツール・ド・シンカラのご報告

ならびにアイウェアインプレッションを頂きましたので

早速ご紹介させていただきます！

■金栄堂/SPORTSEYESサポート選手：平塚吉光選手

愛三工業レーシングの平塚吉光です。

こんにちは。

先日９ステージで行われたツール•ド•シンカラ

（UCI2.2 インドネシア•スマトラ島）に参加して来ました。

個人的には初参加のレースでしたが、なかなか強烈なレースでした。

初日、パレード中に参加選手数名とサポートカーがコースミスにより行方不明になり

探している中、レースは進まず。

結経２時間程経ってもスタートした街から抜け出せない状況に陥り、

初日はレースキャンセル。

予定のレースコースの途中にある宿泊地までサイクリングして終了になりました。



2日目、後半に10kmで1000mの高さを登る山があり

そこまで順調に行くも山で遅れてしまい、

実質初日にして総合成績をなくしてしまいました。



３日目、レース前半、メカニックトラブルで自転車を交換。

更に中盤落車をしてしまい、２度も大きくストップしきつい１日だった。

派手に落車したため、体も自転車もダメージが大きく

自転車はギアが動かない状態で走行する事になってしまった。

幸いにも平坦基調のステージであった為

最後はスプリンターの選手をラスト500メートルまでアシストし集団ゴールできた。

スプリントをした選手は3位、ステージのチーム総合も3位に入り

チームの雰囲気は良くなったが、自分には痛い1日となってしまった。




4日目5日目、

きつい山岳ステージで自分もしっかりと登って

前のグループに残りたいところでしたが、落車の影響で全く体が動かず…

なんとか完走する事で精一杯だった。

本当に何も出来ないのは気持ち的に辛いと言う事を改めて感じた２日間でした。



6日目

前日のレース後200kmの移動があり（全て山道。約7時間）

それも影響してか、参加選手の半分以上が食あたりに。。。

レースは100kmちょっとのショートステージだったものの、

選手側の判断でほとんどの行程がサイクリングに。

ラスト30kmのみレースが本格的に行われ、

小さい山で同一チームのイラン人が三人で抜け出し、

その後ろの30名弱のスプリント勝負に。

チームメイトをアシストしゴール。

奇跡的に自分は食あたりにはなりませんでしたが、

「明日は我が身」を肝に銘じ食事等により一層の注意を払い生活をする事になりました。

また、スローペースであったため、大気汚染から体を守るため

終盤まで多くの選手がマスクを着用して走るという異例の1日になりました。



7日目

赤道直下の町をスタートしたが、

スタート直後前が見えない＆痛いスコールに見舞われ、

寒い1日になってしまった。

途中雨がやむ事もあったがところどころスコールに遭遇。

路面もスリッピーだった事で逃げグループが逃げ切り、

自分はこの日も30名程のグループでゴール。

体調は少し戻って来たようだった。



8日目

このレースのクイーンステージ。

ゴールがケロック44という44回+αのつづら折りで登る頂上ゴールで最後の登りで

チームメイトを前に連れて行く予定であったが

前日の宿の水が良くなかったのが傷が痛みリンパも少し腫れて体が思う様に動かず…

登りの入り口までに補給などの仕事を終えて登りは無理せずに登る事にした。



９日目

最終日は主に平坦で逃げてステージを狙っていく予定であったが

前半の丘で調子が悪い事が分かり、とりあえず着いていくだけでいっぱいだったので

無理せず走る事に。

チームメイトを含む逃げが決まり、集団が落ち着いた中盤、後輪がパンク。

更に終盤に前輪がパンクし、体調が悪いところに追い打ちをかける。

が、この日のもう一つの目標、チームステージ順位の上位でゴールする為に

最後まで集中し集団の10番め程でゴール。

4位だったチームメイトのおかげもありこの日もチームのステージ順位は3位であった。




今回の遠征は奇跡的に体調は崩さなかったが早い段階で大きな落車で怪我を負い、

さらに大気汚染の影響もあり喉、鼻の調子が悪く全く良いところがなかった。

要所要所ではチームメイトと良い連携が出来たとは思うが、

自分の結果を求めれるレベルではなかった。

が、最終日など体調が良くない中、得意としない平坦のレースで

そこそこ上位でゴールできたので収穫になる部分は多少なりともあったと思います。





サングラスは、今回主に、レーダーロックとレーシングジャケットで挑みました。

レーダーロック→IC RX NXT スカイクリア、＋Red Iridium

レーシングジャケット→G40 Photochromic

を使用。

偶然にも、スコールにあった日、Ｇ40 Photochromic を使用しており、

スコールと晴れ間を上手い具合に渡り歩く事が出来、サングラスに感謝しました。

アジアのレースでスコールにあったのは初めての体験で

今までは濃いミラーレンズばかり使用していましたが、

今回のレースを経てアジアのレースでも調光レンズは重要だなと認識しました。

日本でも最近スコールのようなゲリラ豪雨があるので、

調光レンズはやはり重要だなと感じます。

ただ、今回の場合だとインドネシアでは雨予報は全く出ておらず、

本当に突如の雨だったので対策として

チームカーにスペアのサングラスを入れておくのも1つの手かな？と思っています。

愛三工業レーシング　平塚吉光


photo by nana.w

空気が悪くマスク着用で走行。

曇り止め「Extra ANT FOG」を塗っていたため急なマスクにも対応できました！！


photo by nana.w

日本好きな人も応援に来てくれます。

ちなみにAKB48の川栄さんモデルの日本代表Tシャツでした（笑）


photo by nana.w

良い意味でも悪い意味でも馴れ馴れしい彼ら。


photo by nana.w

表彰されると現地の帽子？がもらえます。









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